『池永先生の首・腰お悩み相談室』Q&A(2)

Q.京都市 C さん の ご質問

ずっと使っていた枕が急に合わなくなり、それで寝ると必ず首が痛くなるようになったんです。本当にある日、急にで、なぜだか分りません。不思議で仕方ないです。一度合わなくなったら、もう使わない方が良いんですよね?

A.池永先生 の 回答

人間の体も、年齢とともに形が変わることもありますので、その時々にあったものを選ぶ必要はあるかと思います。よくあるのは、年齢とともに背中が少し丸くなったために、枕が低すぎてしまうことです。そういう時は、枕を少し高くするだけでいいこともあります。

Q.京都市 W さん の ご質問

1 0 年以上も前に事故でムチウチになってから、雨の前後などちょっとしたときに背中や首や頭が痛くなり、仕事や家事にも支障が出ます。そんなに時間が経っているともう変わらないし、どこの病院も診てくれないよと知り合いに言われましたが、本当ですか? 少しでも和らげられたらなと思います。

A.池永先生 の 回答

事故の保険を使ってということは無理ですが、普通に健康保険を使ってということなら大丈夫、診てもらえます。レントゲンやMRI で検査をしてもらった上で、お薬をもらったり、リハビリをしてもらうと良くなる可能性もあると思います。

Q.伏見区 S さん の ご質問

いつも分かりやすい解説、しっかり聞きいっています。腰痛が酷い時は、お風呂に入らない方が良いと知人に教えて貰いましたが、本当ですか?

A.池永先生 の 回答

はい。お風呂に入ると、体が温まって炎症を助長することになりますので、痛みがひどい時にはお風呂に入らない方がいいですね。でも、痛みが少し収まってきたら、お風呂で温まって血流を良くすると腰痛も良くなることが多いです。

Q.R さん の ご質問

先日、念願の劇団の演劇を観に行く事が出来ました! しかし、狭い座席に硬い椅子、3 時間に渡る公演ですっかり腰とお尻が痛くなってしまいました。途中、何度も座りなおしていたので後ろの人には申し訳なかったです。今後も行きたいですが、周りの迷惑と痛みを考えると躊躇してしまいます。席に入る前、痛む前に湿布や薬をつけておくのは身体に良くないですか?

A.池永先生 の 回答

長時間座っていると、腰や股関節周りの筋肉が固くなって痛みが出てくるものと思います。少し動かせるといいのですが、公演中では無理で、辛いですね。痛み止めをあらかじめ飲んでおいたり、湿布を貼っておくのは、有効で、いい方法と思います。

Q.枚方市 H さん の ご質問

今度、サークルのみんなで山登りに行く事になりました。とても楽しみにしているのですが、久しぶりなので山で急にぎっくり腰になってしまったら、どうしようかと笑って話しています。ないとは思いますが、もし何かあったときに持っているといいものがありましたら教えて下さい。先生は、スポーツはされまか?

A.池永先生 の 回答

最近体をあまり動かすことがないので、ウォーキングでも始めようかと思っていますがなかなかです。患者さんにはよく運動するように勧めているのですが… 。
急に腰痛が強くおきた時は、まず横になって筋肉を休めてあげることが大事です。
山道でも楽に横になれるようなマットがあると良いですね。まず冷やすことも大事ですから、できればアイスノンのような凍らせておけるものがあると便利です。冷やした後は、腰を保護するサポーターがあったほうが良いです。マジックテープでサイズの調整ができるものもありますので、グループで一つあるだけでも心強いです。
もちろん、湿布や痛み止めも持っていきましょう。

Q.S さん の ご質問

左肩が痛くて腕が上がらず、伸ばせないです。左肩と二の腕の痛み、指も何となく浮腫んでいるような感じです。右肩は上がりますが、軽く上げたりすると痛みがあります。特に転んだりぶつけたりもしていませんし、鏡で見ても腫れたりはありません。痛み止めで少し痛みが和らぎました。今、30 代後半ですが、これはいわゆる四十肩でしょうか? 放っておいても治るでしょうか。

A.池永先生 の 回答

症状からすると、いわゆる四十肩だと思います。正式には肩関節周囲炎と言って、肩の腱に炎症が起こることによって痛みが出ると言われています。肩を後ろに回したりするのが特に痛いのが特徴です。放っておいて治ることもありますが、痛みが強い場合は痛み止めのお薬や注射で痛みを和らげた上で、動かしながら治すのがお勧めです。運動量は次の日に痛みが強くならない程度が目安になります。ただし重たいものを持ち上げたりするのは、あまりよくないので避けるようにしてください。

Q.京都市 M さん の ご質問

初めてメールします。車を運転していて首が痛いなあと思った時に、ちょうど首と腰に関するコーナーが始まりました( 笑) 冬場はやっぱり患者さんも多いんですね。長時間車を運転する人は、首を温めるのが正しいケアですか? また、冬場も夏場も同じ処置でいいですか?

A.池永先生 の 回答

車は乗っているだけでも首や腰を痛めやすいと言われています。車を長時間運転する人は、ヘルニアになる確率が高いと言われていますので、注意が必要で、運転中も時々休んでストレッチしたり、座ったままでも腰を少しひねったり、横に曲げたり、動かしてください。
寒いとどうしても筋肉が固くなりがちですので、痛みも強くなりがちです。寒いときは、カイロなどで温めると楽、という人も多いです。夏も、冬ほどではないですが、温める効果はあります。腰や首が痛くなってきたな、と思ったら早めに車を止めて、少し体を動かすといいと思います。

Q.京都府 A さん の ご質問

こんにちは。左側の背中の痛みについて教えてください。昼寝をして、起きた後1 時間ぐらいから気になり始めました。まったく痛みのない体勢もありますが、体をひねったり筋がはった体勢になったりすると痛みがあります。もしかしたら筋とか筋肉の問題かもしれません。湿布で冷やしていますが、なかなかよくなりません。内臓的なことは考えなくてもよろしいでしょうか? よろしくお願いします!

A.池永先生 の 回答

体を動かして痛くなるのは、筋肉や腱の炎症が起こったときに多いものです。ただ、通常4 - 5 日すると軽くなります。それ以上長く、1 週間以上たっても痛みが続くのであれば、椎間板が痛んでいることや、背骨に異常が出ていることもあります。一度MRI で検査を受けてみられてはいかがでしょうか。また内臓の症状の可能性、例えば肺や大動脈などの病気も考えて、念のため検査を受けてください。

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投稿日:2025年2月8日 更新日:

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