厚生労働省2019年の統計によると、日本人の平均寿命は、女性87.45歳、 男性81.41歳、ともに過去最高を更新しています。
高齢になると、骨や関節の運動器が原因で、寝たきりや要介護状態になることが多くなります。特に脊椎は腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症、圧迫骨折などで、歩行困難になることの多い部位ですが、その一方、脊椎の疾患は症状が表に現れにくい場合もあり、手遅れになりやすい面もありますので、早期発見、早期治療が予後改善の要です。
日本の医療水準は、世界的に見ても非常に高く評価されていますが、脊椎に関しては、まだまだ診断や治療が不十分な場合も、私の経験では多く見られます。そのため、今まで近畿各地で医療講演会、ラジオ講座などを開き、脊椎疾患の早期発見、治療の啓蒙活動に努めてまいりました。
当サイトによって、さらに脊椎疾患が広く認知され、少しでも多くの方に適切な治療を受けていただく手助けとなれば幸いです。
i-Spine 脊椎外科コンソール
池 永 稔